釧路湿原でタンチョウを見る時期は、11月から3月までの冬の間が一番良く、鶴居村や鶴見台などの給仕ポイント行くことで、タンチョウを簡単に見ることができます。
4月以降は、繁殖期を迎えて湿原の中で生活をするようになり、見つけることが難しくなります。
しかし、タンチョウが出現するポイントを知っておくことで、時期ハズレであっても、見られる可能性が高くなります。
今回は給仕時期が終わった4月後半に、タンチョウを見つけたポイントを紹介します。
タンチョウを見つけに4月の釧路湿原へ
タンチョウを見に釧路に行ったのは、2016年4月の後半、ゴールデンウィーク直前のことです。
何度かタンチョウを見に行っている家族の話では、鶴居村での餌付け期間(11月~3月まで)も終わってるので、どこにいるかの特定は難しいということで、湿原の中で見ることができればラッキーかなという気持ちでいきました。
まずは鶴居村の伊東タンチョウサンクチュアリへ
ますは定石通りに鶴居村にタンチョウを見に行ってみます。
釧路空港からは鶴居村までは、40キロ弱、レンタカーで約40分程の道のりです。
早めのお昼を釧路市内のフィッシャーマンズワーフで食べてから向かったので、鶴居村にある「伊藤タンチョウサンクチュアリ」に到着したのは、午後2時は過ぎていました。
給仕をしている時期は、400羽近くも飛来することもある給仕場ですが、この日はカラスが数羽たたずんでいただけで、タンチョウらしきものは見当たらなかったです。
やはり給仕が終わると来なくなってしまうようですね。
比較的近いところに、鶴見台という給仕ポイントがありますが、そこも同じ状況だろうと判断して、行きませんでした。
やはり、多少の可能性があるのは釧路湿原の中と言う事で、温根内ビジターセンターに向かいます。
温根内ビジターセンターは、木道が整備されているので、釧路湿原内に入ることができます。
途中の畑でタンチョウを発見
タンチョウを意外なところで見つけました。
鶴居村から温根内ビジターセンターに向かう道中、あきらめ悪く道路沿いの湿原や畑をチラ見しながらレンタカーを走らせていると、300メートル程(体感)先の畑に動く白いものが・・・
我ながらよく見つけたなと思いながら車を止めて、小指の先くらいの大きさの白いカタマリを、目を凝らしてみます。
やはり2匹のタンチョウでした。
野鳥を見るのに、双眼鏡を持ってこなかった準備の悪さを後悔しながらも、周りの畑も見渡してみると、結構な数のタンチョウがいました。全部で10羽以上はいたと思います。
再び車を走らせていると、今度は道路沿いの畑をついばんでいる2羽のタンチョウを見つけることができました。
今度はかなり近くにいるため、トレードマークである赤い頭を見ることも出来きました。
どうやら、畑にはエサを食べに来ているようで、夢中で地面をつつき続けていました。
(アップしようと思っていた写メが消えていた、ショック!イメージ画像置いときます。)
温根内ビジターセンターでもタンチョウを目撃
温根内ビジターセンターでは、簡略された木道周りの地図に、タンチョウ目撃情報が書かれていました。
ここでも、タンチョウが見られると確認しつつ木道を通って釧路湿原内にはいります。
木道を歩いていると、「カークゥー」と特徴的な鳴き声を聞こえてきました、湿原内の木立の奥でタンチョウを発見、やはりここでも遠いですが、見ることができました。
夕方という時間帯も良かったのでしょうか、湿原の奥へ飛んでいく姿も見ることができました。
<温根内ビジターセンター>
まとめ
タンチョウのいる場所が特定できないので、見ることは難しいと思っていましたが、意外とあちこちでタンチョウを見ることができました。
とくに畑で見ることができたのは嬉しい誤算でした。
巣に帰る前のごはんタイムということで、夕方近い時間帯だったこともよかったのではないかと思います。
今回は運よく近くでタンチョウを見ることができましたが、基本的には人の近くにはこないと思うので、双眼鏡は持っていくべきだと思います。