中国茶とはここが違う。台湾茶の入れ方と飲み方

同じ茶葉でも、台湾と中国(香港)ではお茶の入れ方・飲み方がちょっと違います。

今回も日帰りの予定でいろいろ慌ただしいですが、お茶は絶対飲むと思います。
そこで、台湾でのお茶の飲み方についてまとめました。

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台湾茶の飲み方とお茶の種類

台湾茶の飲み方


台湾でお茶を注文すると、「茶壷(ちゃーふぅー)」「茶杯(ちゃーべい)」「聞香杯(うぇんしあんべい)」「茶海(ちゃーはい)」「茶葉(注文したのも)」を持って来てくれます。

基本的には香港で飲んだのと同じですが、「聞香杯」は台湾でしか出てこない道具だと思います。
お湯は席にあるヒーターなどで沸かして使います。

そして、お茶を入れる手順はこんな感じです。

台湾茶を入れる手順

お湯をかけて茶道具を温める

最初に「茶壷」を温め、そのお湯を注いで「茶海」を温める。
その繰り返しで、「聞香杯」「茶杯」の順番で温めます。

そして最後はお湯を捨てます。
お湯を捨てる場所は「水孟(しゅえい)」という入れ物が用意される場合とお茶を入れる台に流せるようになっている場合があります。

温める目的は、お茶の成分を出しやすく、そして注いだお茶を冷まさないためなので、そこそこ熱ければいいと思います。

茶壷で茶葉を蒸らす

茶壷に茶葉を入れてお湯を注ぐ。蓋をして30秒ほど蒸らします。

茶海にお茶を入れる

蒸らしたお茶を「茶海」に注ぎます。
「茶海」を使うのはお茶の濃さを均一にする目的で使います。
小さい茶壷とはいえ、最初と最後ではお茶の濃さがかわって着ますからね。

茶海から聞香杯、そして茶杯へ

茶海で濃さを均一にしたお茶を一度、聞香杯へ注ぎます。
そしてここからが山場で、お茶を注いだ聞香杯に茶杯を被せて、一気にひっくり返します。

その後、聞香杯で香りを楽しみながら、お茶をいただきます。
香りを楽しむための茶器がある。ここが香港で飲むお茶との大きな違いですね。

台湾茶の種類


細かく分類すれば白茶から黒茶までいろいろ分けられますが、大きく分けると「低発酵茶」と「高発酵茶」に分けられます。
それぞれの代表的な茶葉はつぎのとおり。

低発酵茶

「包種茶(パオジェンチャー)」や「金萱茶(じんしゅえんちゃー)」「阿里山烏龍茶(あーりーしゃんうーろんちゃ)」などで、
入れたお茶の色が薄い黄色でさっぱりしていて、お茶を飲みなれていない人にも飲みやすいです。

高発酵茶

「凍頂烏龍茶(どんでぃんうーろんちゃー)」「鉄観音(てぃえぐわんいん)」「東方美人茶(ドンファンメイレン)」などで、濃い目の色のお茶が出ます。しっかりした、特徴のある味わいです。

まとめ


前に台湾に行った直後は、自宅でよく台湾茶を入れていたのですが、最近はあまり飲まなくなっていましたので、思い出しながらお茶の入れかた書きました。

鉄板すぎますが、個人的には濃い目の「凍頂烏龍茶」がおすすめです。
お茶うけには、梅のウーロン茶付けがすごく合いますね。

聞香杯に被せた茶杯をひっくり返す時、こぼさないよう返すのにはコツがいりますねー。