【日帰り旅行】出雲大社と宍道湖一周 その二(出雲大社編)

前回に引き続き、出雲旅行の記事です。
今回はメインの出雲大社です。

車を止めて、参道ぶらぶら

旧大社駅を後にして、鉄筋コンクリート製の神門通りの大鳥居(一の鳥)居近くにある吉兆館を目指します。
休日だったこともあり、出雲大社近くの駐車場の混雑具合が分からなかったので、
参道をぶらぶら歩きながら向かうことにして、参道入口近くのここ、吉兆館に車を止めます。
ここから出雲大社の入り口までは約800メートルで、普通に歩いたら10分ちょっとの距離です。

実際の駐車場の混雑具合はというと、出雲大社の周りには無料駐車場が多いので、
どこも混んでおらず、行けばすぐに止められる感じでした。

以前、伊勢神宮に行った時の混みっぷりを想像していただけに、拍子抜けですね。
並ばずに済むのはいいことですけど。

さて、参道を寄り道しながら進みます。
立ち寄ったのは、以下。

  • 吉兆館
  • みつばち工房 花のみち
  • 一畑電鉄の出雲大社駅
  • 吉兆館

    吉兆館は、正月三日に行なわれる伝統行事「吉兆神事」にまつわるものを展示しています。
    また、古代の出雲大社の本殿は、一説によると、ビル15階に相当する48メートルの高さがあり、現在の本殿の2倍近くの威容を誇っていたようです。
    ここには、その当時の神殿をイメージして作成された1/10の模型が展示されています。

    いまでもこんな神殿がのこっていたらと想像すると
    、ワクワクですね。

    <吉兆館基本情報>
    住所:島根県出雲市大社町修理免735-5
    TEL:0853-53-5858
    営業時間:9:00~17:00
    定休日:12/30 12/31
    入場無料

    みつばち工房 花のみち

    はちみつソフト300円。

    店頭に出ているのぼりでキャッチされました。
    店頭の売店で300円払って購入。

    予想を裏切らないはちみつ味。
    おいしいですね。
    写真とかないですけど。

    そして、食べながらなんとなく見ていた、巣みつのポスターに惹かれて、ちょろくも入店。
    巣みつ食べてみたい・・・

    試食とか置いてないかなと、甘すぎる期待は叶わず、店内に試食はなし。
    まぁ当然ですよね。

    珍しいから食べてみたかったけど、3000円オーバーの冒険は出来ずに断念しました。
    だれか送ってくれないかしら。

    九州蜂の子本舗

    一畑電鉄の出雲大社駅

    一畑電鉄の終着駅、パッと見駅舎っぽくない建物ですが、
    ここに寄ったのは駅前のイタリアンからいい匂いがしていたからではなく。

    映画「RAILWAYS」に登場したデハニ50形電車が展示されているからです。
    この電車は中に入れます。運転席にも座れます。
    運転席はすごーく狭いですが、楽しい気分に浸れます。

    出雲大社参拝、境内のあれこれ

    ここからは出雲大社参拝のお話しです。

  • 下り参道の祓社
  • 鉄の鳥居を抜けて松の参道へ
  • ついに出雲大社の本殿へ
  • 暑いときはここ「彰古館」
  • 境内のうさぎたちと神楽殿
  • 下り参道の祓社

    参道の最後は上り坂になっていて、頂上まで登り、道路を渡ると「勢溜(せいだまり)の鳥居」(木製)があり、そこをくぐると出雲大社の境内に入ります。

    ここからは坂を下って本殿を目指していきますが、途中で寄っておきたいのが、下り参道の途中の右手にある「祓社」です。最初にここを参拝して、祀られている「祓戸神(はらえどのかみ)」によって参拝者の心身を清めるのが、出雲大社参拝のための順路のようです。

    ちょっと階段を上がらなくてはいけないし、そもそもそこまで調べている人も少ないのでしょう。
    ほとんどの人はスルーしていました。

    ところで、出雲大社での参拝のしかたですが、通常の神社での「2礼2拍手1礼」ではなく、「2礼4拍手1礼」です。
    慣れていないので変な感じしますが、本殿までいくと参拝スポットがたくさんあるので、すぐなれます。

    鉄の鳥居を抜けて松の参道へ

    参道を下りきると、橋が見えてきます。この橋は「祓橋」と名前があります。その先に鉄の鳥居と松の参道になるんですが、
    真ん中は神様の通り道なので、歩いてはいけません。
    一般庶民の参拝者は、松の参道の左右どちらかの端っこを歩きましょう。

    ちなみに下り参道は、出雲大社の簡略地図で見ると短く見えますが、実際は3~400mもあって結構長いです。
    行きは下るだけなのでいいですが、帰りは、散々境内を歩き回った最後に訪れる試練の上り坂になりますよ。
    回避できないけど。

    さらに奥に進むと、参道の左手側に「手水舎」があり、手と口を清めます。
    参道右手側には「ムスビの御神像」があり、「大国主大神」が「幸魂(さきみたま)」「奇魂(くしみたま)」を頂く場面が作られています。
    わたしが行った時には、このエピソードを解説している人がいましたが、ツアーの人だったのかなぁ。

    ついに出雲大社の本殿へ

    さらに進んで「拝殿前にある銅鳥居」を抜けて拝殿を参拝。
    この拝殿は消失したものを昭和34年に再建したものです。
    消失前の姿は境内の最奥にある「彰古館」で見ることができます。
    巨大な注連縄(しめなわ)がちょっと怖い。

    さらに奥に進むと本殿入口の「八足門(やつあしもん)」があり、通常はここより中には入れません。
    本殿への直接参拝はできないという事ですね。
    なのでここでまた参拝。

    そのあとは本殿を囲う回廊沿いに時計回りで歩いて行きます。
    そこで必ずやっておきたいことは、本殿の西側にある参拝用の社で参拝をすることです。
    これは本殿内で、神様が西側を向いているからだそうです。

    西十九社や北氏社、南氏社など多くの神様が祀られており、参拝スポットがありますが、
    ここだけ行列ができていました。

    暑いときはここ「彰古館」

    裏側に廻ると「彰古館」があります。
    ここは入館料が200円かかりますが、なんとクーラーが効いています。夏場のオアシスです。
    蒸し暑さに辟易していたので、涼みたいという不純な動機で入館を決めました。

    ここは2階建てで、1階部分は奉納された大黒様の像がたくさん置いてあります。
    2階にあがると、地元の高校で作成したという出雲大社の模型があり、かなりよく出来ています。

    そして、明治の頃の出雲大社やその付近の風景写真や大社にまつわる品が展示されています。
    解説してくれる方もいましたので、色々話を聞くことが出来ます。

    境内のうさぎたちと神楽殿

    その後は本殿東側を回って正面にもどります。
    本殿の周りには、様々な神様の社が祀られていて、神様の説明も書いているので見ていて楽しいですが、
    小銭がたくさん必要になります。

    ちなみに十九社は本殿は挟んで東西に設置されていますが、毎年10月の神在月(出雲のみ)に八百万の神々が宿る社だそうです。
    この旅行に行った6月時点ではもぬけの殻ってことなんでしょうかね。

    あと境内のいろいろな場所にかわいいうさぎの像があります。
    色々なポーズと取っているので探してみてください。

    その後は神楽殿を見学して、待望のお昼ご飯です。

    次回は待望の割子そばとぜんざいとの邂逅。